
- 誰かの目が気になり本来の自分を出せず、他人に振り回されている気がする
- このままの人生で本当にいいのかと、いつも自問自答している
- 好きな時に、好きな場所で、好きな仕事ができる楽しい人生を送りたい
- 頑張っても結果が出なく、努力しても上手くいかないのはなぜか
- 何をやっても上手くいく人、いとも簡単に目標達成していく人とは何が違うのだろうか
皆さんの人生は上手くいっていますか?
こんな人生を送りたい。こんな自分になりたい。こんなスキルを習得したい。
何かを目標に頑張ることはとても素敵なことですよね。
その中で、何をやっても上手くいく人と、全然思い通りにいかない人に別れます。
この差は何でしょうか。
よくセンスの問題など言われますが、その本質は何か、本当にセンスの問題だけなのか。
この記事では、自己実現をするために大切なことを解説します。
最後までお楽しみください。
思い通りに生きる公式

どんな願望であっても、実現するために必要なことは、もう決まっています。
著者が示す再現性のある「思い通りに生きる公式」について説明していきます。
数式など解を求めるための公式があるように、思い通りに生きるための公式が存在するのです。
それは以下の内容となっています。
現実 (未来) = ①目的地 x ②手段 x ③メンタル
それでは、それぞれの項目について詳しく解説していきます。
①目的地
まず「目的地」です。
あなたは今自分が向かっている行き先をしっかりとわかっているでしょうか。
多くの人は、自分が向かっている行き先がわからず無頓着になっています。
下記の質問に答えてみてください。
- 目標は何ですか?
- 実現したいことは何ですか?
- 1年後の今日、どうなっていたいですか?
あなたはこれらの質問に即答できましたでしょうか。
即答出来なかったあなたは、自分が今どこに向かっているのかわかっていないことを意味しています。
もう離陸したのに行き先が定まっていない飛行機に乗っているのと同じように危険な状態ということです。
目的地を設定しないドライブで行きたい場所に行き着く確率は限りなく低いです。
まず目的地を設定することが全ての始まりです。
ただ闇雲に目的地を設定すればいいというわけではありません。
目的地を設定するのに重要なポイントは以下の内容となっています。
- 「ここ以外ない」というくらい目的地を明確に設定すること
- 目的地から常に目を逸らさないこと (忘れないようにすること)
例えば、1年後の目標設定を「収入を上げたい」とします。
その際、「今よりもいくら収入を上げたいのか」かがポイントです。
1万円なのか、5万円なのか、10万円なのか、100万円なのか・・・。
目標が違えば、やり方や行動が変わってきます。
だから目標設定は明確でなければならないのです。
また、多くの人が書初め決めた目標を忘れてしまうように、目標は忘れてしまうものです。
どれだけ具体的で明確な目標を設定したとしても、忘れてしまっては全く意味がありません。
目標を書いた紙をいつも目に付くところに貼ったり、スマホの待ち受けにしたりするなどして、忘れないようにしましょう。
どれだけ強い意志を持っていても、人間の性質上忘れてしまいます。
忘れない環境作りをすることが大切です。
②手段
続いて手段についてです。
多くの人がよく陥りがちなのが、目標を決めたらその目標を達成するためにどうしたらいいのかと延々と悩んでしまうことです。
つまり、行動に移すことが出来ないということです。
しかし、そもそも目標とはまだ達成したことのないことなので、そこに辿り着く手段というのは、あなたにとって未知のものであるはずです。
ただ、実現する手段というのは、重要度が低く自動的に導き出せるものなのです。
詳細は後ほど解説させて頂きますので、そのまま読み進めてください。
③メンタル
そして最も重要なのがメンタルです。
目的地と手段がわかっていたとしても、そこに辿り着く為のメンタルがガタガタでは、到底辿り付けないからです。
ここでいうメンタルとは、「自己評価」のことを言います。
自己評価とは、自分または他人の基準と照らし合わせて、自分の価値を決めることです。
自分の価値を決めている自己評価は、自分自身の脳の中で行われています。
自分の脳は、自分自身の価値に対して相応しいと思う行動を取るようになっています。
つまり、メンタルとは心であり、自己評価であり、脳であるのです。
メンタルが備わっていなければ行動に移すことが出来ません。
だから、メンタルが最も重要となってくると言えるのです。
「自分にはできるわけがない」と考えてしまっては、適切な手段を見つけようとすらしないという事態に陥ってしまうのです。
見つかるのは、やらない自分を正当化する理由ばかりになってしまいます。
「自分なら出来て当然」「自分がやらなければ誰がやる」と考える人と、「自分には出来ない」「自分にはまだ早い」と考える人の差が、目標を達成するか否かに大きな差を生み出しているのです。
これらより、あなたが変えるべきなのは、自己評価。つまり、メンタルであることを認識してください。
自己実現を邪魔するものの正体

心理学的バイアス
多くの人は頑張って自分を変える方法ばかり学んでいます。
なぜ変われないのか、変わろうとする時に何が邪魔をするのかを理解しないまま、単純に変わろうとすることだけに一生懸命になってしまうため、いつまで経っても目覚ましい変化が起きないのです。
この邪魔しているものは心理学的現象である「心理学的ホメオスタシス」というものです。
変化を最も邪魔するもの、それはあなたの脳です。
生きていく上であなたの脳が最優先で考えていること、それは生命の維持です。
今あなたが生きている状態で、あなたが新しいことを始めようとしたり、何かにチャレンジしようとしたりすると、「せっかく現状でも生きているのに、余計なことしないでくれよ」と、あの手この手でストップさせようとします。
例えば、何かにチャレンジする時に、不安な気持ちになったり、やらない理由を考えるようになったりするのは、この現象によるものなのです。
これを心理学的バイアスといいます。
別名、現状維持バイアスというものです。
これを知っているか知っているかいないかで、あなたの行動や実現するまでのスピードが大きく変わります。
自動で手段を見つける方法

ここではまず、最初にお伝えした「目的地」に対して下記の質問の回答を完了形で書き出してみてください。
- 5年後のあなたはどうなっていますか?
- 3年後のあなたはどうなっていますか?
- 1年後のあなたはどうなっていますか?
- 半年後のあなたはどうなっていますか?
(例)百億円手に入れ、ドバイに移住し、日々の仕事に追われることなく、自由な暮らしを送っている。
このように欲望丸出しで書いていいです。
ただし注意点としては、目的地は明確かつ具体的かつ測定可能なように設定しましょう。
例えば、単純に「幸せになりたい」だけでは、何をどのようにしたらいいのかわかりません。
そして、「なぜそれを実現したいのか」を考えましょう。
この「なぜ」があなたの行動に直結するようになります。
「何かを実現するために行動を起こす」ということは簡単そうに聞こえますが、普通の人からしたら、とても面倒なことなのです。
これは先ほど解説した心理学的ホメオスタシスによるものなので、現状を維持しようと考えてしまうことは仕方のないことなのです。
8割の人はこれにより行動を起こすことすら出来ていません。
そして、行動を起こすことが出来た残りの2割の人でも、実現するまで行動し続けるということがなかなか出来ません。ほとんどの人が実現する前に諦めてしまうのです。
だったら、まず諦めてしまうのが普通と考えて、対策を考えなければなりません。
では、行動し続けるために必要なものは何か。
そうです。それが「なぜ実現したいのか」です。
つまりやる理由なのです。
もし仮に、あなたが実現したいことに対してやる理由がないのであれば、あなたが設定した実現したいことは目的地としてふさわしくないということです。
この理由は、立派なものでなくても問題ありません。
楽しいことしかしたくないから、他人からすごいと思われたいから、贅沢をしたいから、のようなものでいいのです。
これが行動の原動力になるのであればそれでいいのです。
カラーバス効果
これであなたは、5年後・3年後・1年後・半年後の細分化された目標と目標を達成する理由が出来上がりました。これが全てなのです。
これにより、あなたの脳は勝手に目標達成までの手段を見つけてくれます。
これはオカルトのように聞こえてしまうかもしれませんが、科学的に証明された正しい方法なのです。
あなたは「カラーバス効果」というものを知っているでしょうか。
カラーバス効果というのは、例えばあなたが青い車を買うと、なぜかその日から街で青い車ばかり目につくようになります。
脳は自分と関連の深い情報や自分の興味の持っていると認識した情報を常に集めることがわかっています。
つまり、あなたが明確にした目的がわかっていれば、あなたの脳が勝手に実現するための手段や情報を集めてくれるのです。
そしてこの情報が集まれば、子供のように勝手に行動したくなる、そういうものなのです。
これらより、今まで解説してきた目的地設定や目標を達成するための理由づけはとても重要で、実際に書き出したりする必要があるのです。
あなたの脳に「俺はこの目標に対して全力を尽くすんだ、この目標達成のためだけに生きていくんだ」と強烈に刻み込むのです。
画像認知による記憶術
さらに効率良く目標を脳に刻み込む方法として、画像を使う方法があります。
私たち人間が取り入れている情報の割合は、
- 視覚:87%
- 聴覚:7%
- 触覚:3%
- 嗅覚:2%
- 味覚:1%
となっており、圧倒的に視覚からの割合が占めています。
これにより、目標をイメージ出来る画像を毎日眺めることで、自分がどこに向かっているのかを忘れずに済みます。
自分の実現したいことが実現できていない人たちの多くが、この「今どこに向かっているのか」を忘れてしまっているのです。
結果、日常の選択と行動が元の自分のままで何も変わらないのです。
目標を毎年たてるけど、結局何一つ変わっていない。
それは、あなたに能力がないわけではなく、忘れてしまっているだけなのです。
だから毎日理想の自分を思い描くことで、あなたの行き先を忘れないようにしなければならないのです。
そして毎日眺めることで、あなたの脳に強烈に刻むことも可能になります。
脳から変えていくことによって自然とあなたは目標達成に向かっていくことができる。
そこには努力なんて必要ないのです。
まとめ
- 思い通りに生きる公式
- 現実(未来)=①目的地x②手段x③メンタル
- 目的地に正確に辿り着くための重要なポイント
- 「ここ以外ない」というくらい目的地を明確に設定すること
- 目的地から常に目を逸らさないこと (忘れないようにすること)
- メンタルとは心であり、自己評価であり、脳である。
- メンタルが備わっていなければ行動に移すことが出来ない。
- 自己実現を邪魔するものは心理学的バイアス
- 「なぜそれを実現したいのか」を考えることで行動に直結する
やる気やモチベーションに頼るその場限りの成功法則ではなく、習慣や環境から変えていく再現可能な目標達成の方法、それがこの方法なのです。
ぜひ一度試してみてください。
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