真面目で不器用な性格のせいで、会社でつい頑張ってしまい、その結果空回りしてしまうという方は多いのではないでしょうか。
周りの人は頑張っているようには見えないのに、なぜか評価が高い。
自分もそのように上手く過ごしたいけど性格上出来ないし、どうしたらいいかわからない。
私もそのような一人でした。
会社で必死に出来る限りのことを頑張るのですが、結果が全然伴わなかったり周りののんびりしている人よりも評価が低かったり・・・。
そういう苦労する人生から脱出しましょう。
この記事では、真面目で不器用な性格の人が会社で上手に過ごすための方法を解説します。
真面目な人が会社で苦労しない方法

真面目な人が会社で苦労しない方法は、以下の8項目を実施することが大切です。
努力は裏切るものと認識する
まずは、努力は裏切るものと認識することが大切です。
なぜなら、これまで散々頑張ってきたあなたはもっと幸せになっていて良いはずです。
努力しても裏切られます。
でも、正しい努力をしてたくさん行動することは大切ですけどね。
では、楽しく仕事するためにはどのようにすればいいのかと言いますと、
しょっぱなから精神論で申し訳ありませんが、「運」に頼るしかありません。
流れに身を任せるということです。
現に、がむしゃらに頑張っているわけでもないのに、経済的にも豊かに楽しく暮らしている人はたくさんいます。
こういった人達に共通している事は、びっくりするくらい「自分の力で頑張っていない」事です。
だからこそ、こういった人たちは、うわべだけでなく周りの人に心から感謝していて、その心の余裕によってますます「運」が舞い込む循環となっています。
自力で頑張っている人には、「他力」が入り込む隙が無いのです。
あえて言うと、「自力で頑張るのは水臭い。他人を頼るのは、人を信じる素晴らしい事」です。
気乗りする仕事のみをする
続いて、気乗りする仕事のみをしましょう。
会社を辞めたくなる理由として「過労」があります。
忙しくしている人ほど責任感が強く、よく口にするのが「うちの職場は忙しいから仕方ない」です。
でも、職場を見回すと、定時で帰っている人、他の人に仕事を任せて遊んでいる人、働いている「フリ」だけの人などいますよね。
そして、こういう人に限って、なぜか周囲からの評価が良いですよね。
真面目で責任感が強い人は、
嫌だけど引き受ける → 無理をする → その割に報われない → でも、もう自分がやっていて当然というムード → 引き受けざるを得ない → また無理をする → 周囲に対して不満だらけになる → イライラ&モヤモヤ
となります。
でも、気乗りする仕事だけをすれば、
やりたくない仕事を断る → やりたい仕事だけやるから楽しい → やりたくない仕事に時間を取られないぶん、じっくり取り組める → 苦手な仕事をやってくれた人に感謝できる → 空気が良くなる → 仕事のクオリティが上がる → 評価される → よりやりがいがありそうな仕事を任せられる → またやりたい仕事だけ引き受ける
となります。
「そんな上手くいかない。そもそも、気乗りする仕事だけをしたいけど、それが出来ないから困ってるんだよー。」
という声が聞こえてきそうですね。
では、なぜ気乗りしない仕事を断れないのでしょうか。
大丈夫です。
断ってもびっくりするくらい何も起きません。
最初だけ断る
断るのが怖いのは最初だけです。
最初だけ断れば、自然と誰でもいい仕事は振られなくなります。
断れない人は、これまでなんでも引き受けるあまり、「あの人ならやってくれる」というイメージが定着しています。
結果、他の誰でも良い仕事まで、自分に振られます。
また、結局引き受けるにしろ、何も言わずに引き受けるよりも、相手から感謝される確率も高まります。
無理にキャパが広いフリをしてキャパオーバーになったら、もともこもありません。
罪悪感なく頼んでくる人の依頼は、罪悪感なく断って大丈夫なのです。
仕事を頼む側も、自分がしんどい思いをしていることに気づいていません。
仕事を抱え込んでしまうのは、結局「自分のため」です。
- 自分が、良い人だと思われたいから
- 自分が、出来る人だと思われたいから
- 自分が、仕事を断って嫌われたくないから
- 自分が、「空気読めない奴」と言われたくないから
真面目な人ほど、一人で全て抱え込んでしまいがちです。
人に頼ってばかりいたらダメと思ってしまいます。
だから、一人で最後までやり遂げようとするのです。
一見、責任感が強いように見えますが、実は周りからしたら「迷惑」なのです。
キャパオーバーになった結果、ダウンしたり、突然爆発したりします。
「私は誰にも頼っていない」「迷惑をかけていない」と信じているので、他人から迷惑をかけられると不愉快になるし、イライラします。
そして、感謝を強要するようになります。
心からの感謝は、人を頼って迷惑をかけて、初めて生まれるものです。
丸投げする
丸投げしてみましょう。
ただし、一つ注意が必要なのは、
任せた以上、やり方や結果に口出しをしないことです。
やり方までいちいち指示されたり、仕事を任せてきた本人に見張られて逐一口出しされたら、苦痛で仕方ないですよね。
出来上がったものに対してダメ出しするのは最悪です。
人に仕事を任せる時は、「自分の思い通りのクオリティにはならない」ということを覚悟しなければいけません。
でも、丸投げすることで、あなたのストレスを大きく軽減しますよね。
謙遜しない
謙遜は自己防衛だが自己否定です。
本当は自分のことを「ちょっとだけすごい」と思っているし、そう思いたいですよね。
だからみんなに「すごいね」って言ってもらいたいし、「頑張ってるね」って認めてもらいたいし、分かってもらえないと悲しいですよね。
でも、「謙虚っぽくしておいた方が好感度高そうだし」「褒められて真に受けるなんてバカにされそう」だから謙遜します。
ただ、謙遜して「そんなことないです」と否定したら、「あなたのことをすごい」と感じた相手のセンスを否定することになります。
「すごいね」「素敵だね」と言われたら、「ありがとうございます」と笑顔で返すようにしましょう。
「自分は嫌われている」を大前提とする
「自分は嫌われている」を大前提にしましょう。
自分がどれだけ人の為に頑張っても、自分が期待しているほど感謝されるとは限らないです。
「嫌われるのが怖い」という人は、「嫌われる相手が誰であるか」より、「人から嫌われている」という空気自体に耐えられない」のです。
好き放題生きても、嫌われないように頑張っていても、結局は誰かに嫌われます。
どうせ嫌われるなら、我慢して嫌われるよりも、好きなように自由に生きて嫌われた方が良いですよね。
呪いの押し売りは流す
会社でよく耳にする言葉が、
「危機感を持たないとダメ人間になる」
「世の中を甘く考えていると、えらい目に遭う」
「ちゃんとしていないと見捨てられる」
これ、全て、労働者を使う側の経営者にとっては、都合の良い呪いの言葉なのです。
自分が信じている呪いから外れている人を見ると、人は妙に不快感を覚えます。
呪いの押し売りをされたら、「ですよねー」って言って流すようにしましょう。
嫌いな人のマネをする
のんびりマイペースに平和そうに仕事している人や言いたいことを言って自分の思い通りに仕向ける人って、イライラしますよね。
でも、本当は自分も嫌いな人みたいになりたいのです。
嫌な仕事を断ってのんびりマイペースに平和に過ごしたいのです。
言いたいことを言って、自分の思い通りにしたいのです。
「自分だってそうしてみたい」という心理が奥深くに隠れているから、イライラしたり、ムカついたりするのです。
なので、試しに嫌いな人のマネをしてみましょう。
嫌いな人がなぜそのような行動をできるのか、嫌いな人がどんなことを考えているのかわかるかもしれません。
なんなら「師匠」と呼びましょう。
「すごいですね、よくそんなこと出来ますね」って。
まとめ
会社に雇われているサラリーマンの場合、頑張るほど「存在給」が減っていきます。
長時間働いても、苦労しても、給料は上がりません。
「お金=仕事の我慢料」という公式はないのです。
収入が上がらない → 頑張りが足りないから → もっと頑張らなきゃ → 自分を責める → ひたすら頑張る → 収入が上がらない → もっと頑張らなきゃ
これも「自分は頑張って役に立たないと価値がない人間」という罪悪感や劣等感からきています。
「お金=自分がどれだけ自分らしく生きているか」のバロメーターです。
海外で報道されるようなセレブと言われる人たちは、
「私は、世の中に役に立っていようがいまいが、存在しているだけで豊かに暮らせることが当たり前」
と思っているくらいです。
もっと自分に優しくして、自分に甘えて、自信を持っていいのですよ。
誰しも価値のある人です。
人間誰しも平等です。
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