会社で自分らしく働くって難しいですよね。
自分は何も悪くないのに、「嫌われるかもしれない」「私はダメな人間だ」「頑張って別の人にならなくちゃ」と思い込んでしまいます。
常に周囲の顔色を伺い、少しでもイラっとした顔をされると不安になります。
私自身も以前、過労とパワハラにより、休職の経験があります。
当時は、円形脱毛症を同時に8箇所出来ました。
この記事では、会社で自分らしく働くための方法を解説します。
会社で自分らしく働くには

職場は2種類の人間がいることを知る
職場は、以下2種類の人間で成り立っています。
・戦略タイプ:理解能力が高くてテキパキと仕事をこなせるタイプ
・ひらめきタイプ:マイペースで要領は良くないけれど、集中力がずば抜けていたり、特定のことに対して高い能力を発揮するタイプ
上の2つのタイプは考えも行動も全く違います。
どちらが良くてどちらが悪いとかはありません。
二つのタイプがうまく組み合わさって、職場は回っています。
あなたがどちらのタイプなのか、苦手な人はどちらのタイプなのかを把握しましょう。
戦略タイプの特徴
・頭が真っ白にならない、意識が飛ばない
・物事に取り掛かる前に、まず段取りを考える
・リスク管理が得意で、ことを起こす前にあらゆるリスクを想定する
・仕事はもちろん、行動の全てにおいて効率を優先
・どんな仕事でも、大抵は一度説明を聞けば理解できる
・子供の頃から「要領がいい」と言われてきた
・複数のことを苦もなく同時進行が出来る
・他人の行動を見て「どうしてこんな無駄なことばかりやっているの?」と疑問に思うことがある
・過去の経験をもとに分析し行動するタイプ
・1を2にするのが出来る
・想像を超えるようなミラクルを起こすのは苦手
・時間やお金の効率を重視している
ひらめきタイプの特徴
・頭が真っ白になる、意識が飛ぶ
・段取りや効率のいい方法をあまり考えられず、無駄な動きが多い
・同じ失敗を何度もしてしまうが、失敗の原因が良く分からない
・一つのことに夢中になると時が経つのを忘れて没頭し、周りが見えなくなる
・自分でも気づかないうちに、体にアザができていることがある
・よく遅刻してしまう、時間の逆算ができない
・新しい企画を考えたり、これまでになかったものを提案するのが得意
・0を1にするのが出来る
・会話の流れよりも「やりたい」と思ったら、「これをやりたい」と言ってしまうから、「空気が読めない」と言われてしまう
・他の人が予想をしないような驚く結果を出す
自分以外の誰かを目指すのはやめる
上記の2種類のタイプを掛け合わせた人もいます。
例えば、
怒られた時は真っ白になる。でも仕事は、最初に段取りを考えるように頑張っている。
というような感じです。
ここで注意が必要なのは、「別のタイプを目指したばかりに仕事が辛くなる」ということがあります。
憧れの先輩や理想の自分の姿を追い求めてしまい、
頑張り続ける→理想通りの自分になれない→辛い→もっと頑張る
といった感じです。
例えば、ひらめき型が戦略型になろうとすると・・・
1.戦略型のように効率良く仕事しようと努力するが、キャパオーバーでパニックに陥る
2.それでも「頑張らなければ認めてもらえない」という強迫感や「出来ないのは努力が足りないから」という思い込みからオーバーワークになる
3.本来持っていた自由な発想力やフットワークの軽さなどの長所が封じ込められる
4. 戦略型が成し得ないような結果を残すことも出来るのに、「今の自分じゃダメだ」という劣等感に囚われる
心に「劣等感」や「罪悪感」があると、「こんな自分ではいけない」と自分を否定してしまいます。
自分を肯定して自信を持つ
そして、自分を否定してしまうとさらに2種類の人間に枝分かれしていきます。
それは、自信がある人とない人です。
自信がある人
自信がある人は、社会に出てなんの根拠もなく「自分は大丈夫」だと思っています。
自分を丸ごと肯定しているので、他人から嫌われることも怖くないのです。
自信がない人
一方、自信がない人は、以下のような考えに陥り、頭がいっぱいになります。
・職場で嫌われちゃいけない
・のんびりしていないで、急いで仕事をしないといけない
・頑張っていい成績をあげないといけない
・そういう劣等感や罪悪感が「もっと頑張らないと」と自分にプレッシャーをかける
・うまくいった時にしか自信が持てなくなる
・うまくいっていない自分は好きじゃない
・ひたすら反省や自分を責める
・いつまでも自分にOKが出せない
自分は何も悪くないのに、「嫌われるかもしれない」「私はダメな人間だ」「頑張って別の人にならなくちゃ」と思い込んでいます。
常に周囲の顔色を伺い、少しでもイラっとした顔をされると不安になります。
これが大きな勘違いです。
自分を肯定し、自分らしくいることが大切です。
「今の自分のままで大丈夫」と思うことが大切です。
もし「根拠もないのに大丈夫なんて思えられない」と考える時は、自分が求めている「大丈夫」のレベルが高すぎるからです。
合格点を高く設定している人ほど、自分を受け入れられずに苦しみ続けてしまいます。
大切なのは「うまくいくことも、そうじゃないことも、全部ひっくるめて大丈夫」と信じることです。
職場の人にバカにされても大丈夫
嫌われたって大丈夫
がっかりされたって大丈夫
頑張って別の人を目指さなくても大丈夫
自分は、そのままで十分価値のる人間だからです。
違うタイプの人と楽しく働く方法を知る
「私なら絶対にこんなことはしない」と思うことを、他人になんの躊躇もなくやられると、なんだかイライラしますよね。
ただ、こういうことをする人は、たとえあなたが不快な思いを味わったり困惑しても、相手には困らせてやろうとか、恥をかかせようとか、そんな思惑は一切にないのです。
あなたが我慢していようがいまいが、相手にとっては知ったことではないのです。
だから、悪気なく「遠慮ないこと」をする人に、怒りの感情をぶつけても無駄なのです。
「察してほしい」ということも諦めるべきです。
やり場のないイライラ感をどうすればいいか
自分がどう感じたかを相手に言う
では、やり場のないイライラ感をどうすればいいかという問題にあたります。
それは、「自分がどう感じたのかを相手に言う」です。
ただ、ここで大切なのは、「言ったら相手の心に響くはず」と期待しないことです。
とりあえず、自分の気持ちを言ったという事実に満足することです。
相手を責めることも違います。
「勝手に」と感じたことを言う
また、先回りして「勝手に」と感じたことを言う手法もあります。
例えば、「私がバカにされたように感じて「勝手に」嫌な気持ちになりました」と伝えるのです。
「他人の価値観を変えよう」なんていうのは、無理な話です。
そこに労力を費やすのは無駄以外のなにものでもないです。
もし、自分が他人から変えられようとされても困りますよね。
でも、相手はこう考えているのだと把握するだけで、自分の心の持ち方が全然違います。
「わからないけど、わかってみよう」と行動する
「どうしてわかってくらないんだ」とお互い疑心暗鬼になった時は、「わからないけど、わかってみよう」と行動してみましょう。
上司からパワハラをされたら
もし、上司からパワハラされたら、「無理です」「できません」と勇気を出して言いましょう。
でも、怒鳴り声を聞いたり、イライラした表情を見るのが怖い。
「自分が出来ないから悪い」という罪悪感がもとに脳裏にある辛い思い出を引っ張り出してしまいます。
頑張って上司に気に入られようとしたりしなくていいのです。
自分を責めて頑張って上司の期待に応えようとしている限り、恐怖から逃れることは出来ません。
「無理です」「出来ません」をなんども言い続けるのです。
つまり、自分が自分のことを責めるのをやめると上司の方も、自分を責めることを諦めてくれます。
小さな犬ほど相手を威嚇するためによく吠えるのは、これと同じです。
上司はたまたま「自分の上司」という役割であって、えらいわけでも崇高な訳でもないのです。
そして、自分も「上司とはこうあるべき」を頭から追い出すことです。
上司といっても、しょせん会社の中で数ある役割の一つ。
仕事とは、上司一人の能力で回っているわけではなく、職場のみんなで助け合って成り立っているのです。
それでも辛い時は

それでも辛い時は、職場を変えましょう。
私もそうだったのですが、こういう状況にいる方は脳が麻痺していて、自分では判断出来なくなっています。
果たして、あなたの人生を今いる会社・仕事に捧げていいとまで思えますか?
そこまでしても入りたいと思った会社でしょうか。
行動しなければ何も変わりません。
この状況から抜け出したいと思うのなら、何か行動を起こしましょう。
転職サービスは基本的に無料で出来るので、まず最初の第一歩として試しに登録してみるといいと思います。
まとめ
職場の人間関係は大切ですが、自分が壊れてしまっては元も子もないです。
あなたは、こうなるために今の会社に入ったのでしょうか。
入社したばかりの頃は、このような状況をイメージしていたでしょうか。
この状況から抜け出すには、行動あるのみです。
その先は、必ず明るい未来があります。
あなたは十分頑張りました。
もう自分に優しくしていいのですよ。自分に甘えていいのですよ。
あとは行動するだけです。
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